虫刺され(虫刺症)とは
虫刺されは、日常的に経験するありふれた症状ですが、実は原因となる虫の種類によって、皮膚の反応や適切な治療法が大きく異なります。単なるかゆみと放置してかき壊すと、跡が残ったり、細菌感染(とびひ)や「結節(硬いしこり)」へ進行したりすることもあります。
このような方はご相談ください
- 赤く盛り上がってかゆみがあるブツブツができた
- 山や公園に行った後や寝具交換を行ったあとにかゆみがでた
虫刺されの原因
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毒素による直接的な刺激
虫の持つ毒成分が皮膚に注入され、直接炎症を起こします(ハチ、ムカデなど)。
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アレルギー反応
虫の唾液成分などが体内に入り、免疫が過剰に反応します。これには刺されてすぐに出る「即時型反応」と、1〜2日後に出る「遅延型反応」があります。
当院の治療方法
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ステロイド外用薬
炎症を早期に抑え込むため、部位や症状の強さに応じて「Strong」以上の適切なランクのステロイド剤を処方します。
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抗ヒスタミン薬の内服
かゆみを制御し、掻き壊しによる悪化を防ぎます。
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エピペンの処方(ハチアレルギー)
リスクが高いと判断された方には、緊急時に命を守るためのアドバイスと処方を行います。
当院のこだわり
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「ハチアレルギー」検査について
ハチアレルギーの血液検査(特異的IgE抗体検査)は、受けるタイミングが非常に重要です。刺された直後は抗体が消費されて数値が低く出ることがあるため、当院ではエビデンスに基づき、最も正確な結果が出やすい「刺傷から4週間〜6週間後」の検査を推奨しています。適切な時期にリスクを評価し、将来の不安を解消します。